発伝所ロゴ メール  
サイトマップ

トップページ > 活動内容 > スタディツアー > 中国・西安 2006年「癌の村から水環境を考える」

2006年のスタディツアーは、中国・陝西省の古都西安で、水汚染と環境を考えます。

スタディツアー「癌の村から水環境を考える」

中国 スタディツアー
  • 日程:2006年9月16日(土)〜9月20日(水) 
  • 場所:中国 陝西省・西安など
  • 募集人数:10人
  • 費用:148,000円(往復航空運賃、宿泊費、食費、現地団体への寄付金を含む)

    =ツアーは終了しました=

ツアー内容

今年、2006年は、日本の水俣病の公式確認から50年という節目の年です。すでに過去の問題だと思われがちですが、いまなお水俣病で苦しんでいる方も多い上に、新たに明らかになっている被害状況はむしろ拡大しています。

かつての公害列島とも呼ばれた高度経済成長期の日本と同じく、現在、急激に経済発展を続ける中国でも当時の日本のような状況が発生しているようです。そうした中国で、「癌の村」と呼ばれる、河川など水の汚染に起因する癌患者が急増する村があちこちで発生しているそうです。

そうした地域の一つである陝西省・西安郊外の村をたずね、日本や韓国がかつて経験し今なお直面する深刻な被害とそこから学べることを、中国の市民と共有し、今後の協力関係を考えていきたいと思います。その悲惨な経験や後の反省、そして地域づくりに至るあゆみを各国で共有し、現在、被害が拡大しつつある中国における課題解決の道を模索するために、日本・中国・韓国のNGOが協力した環境視察ツアーと会議を開催します。

お隣の国、中国の今を体験し、東アジアという同じ地域に暮らす市民として何ができるかを一緒に考えてみませんか?

スケジュール

9月16日(土)  空路で東京から西安へ

9月17日(日)  第3回東アジア環境市民会議
           
東アジアの水と健康」
           ・日中韓の水汚染などに関する報告
           ・現地団体からの汚染状況報告
           ・中国各地の汚染状況報告
           ・健康被害と今後の対策、ほか

           アジア最大の噴水ショーを見学 

9月18日(月)  癌の村視察
           ・現地の人へのインタビュー
           ・田舎生活体験、など

9月19日(火)  西安観光(兵馬俑、城壁など)

9月20日(水)  帰国

 

第3回東アジア環境市民会議

★詳細は、確定し次第、随時更新していきます。

日時:2006年9月17日(日) 8:30〜17:30
 場所:中国・陝西省西安市

■午前の部(8:30〜11:20)

1.開幕式 代表紹介 開会宣言

2.開会挨拶 陝西省ママ環境ボランティア協会

3.事例報告(1)
   日本 「水俣病事件の74年、その教訓が問いかけるもの」
          谷洋一(アジアと水俣を結ぶ会事務局長)
   韓国 「洛東江に関する汚染と防止」 具滋相(環境・自治研究所理事)
   中国 「中国の水汚染と防止」 黄占斌(中国鉱業大学化学・環境工程学院主任)
   中国 「地元の水汚染と防止」 王新栄(陝西省環境保護局長)

■午後の部(13:30〜17:20)

4.事例報告(2)
   日本 「新潟水俣病と患者支援活動の経験と現状」
          旗野秀人(水俣病未認定患者の会事務局長)
   中国 「地元の水汚染に関する観測・防止活動」
          王明英(陝西省ママ環境ボランティア協会会長)
   韓国 「2000年以降の韓国NGOによる水質保全活動」
          李哲宰(ソウル環境運動連合政策局長)

5.中国農村部水汚染の被害者(村民)による健康状況報告

6.専門家の講演
   「汚染被害者の法的支援と市民参加」 
         張兢兢(中国政法大学に設置された公害被害者法律援助センター)

7.パネルディスカッション
   「中国の各地域の水汚染とその防止対策・被害者健康状況報告」
   日本 谷洋一(アジアと水俣を結ぶ会事務局長)
   中国 霍岱珊(淮河衛士)、運建立(緑色漢江)、陳永松(雲南エコネットワーク)
        王麗娜(江蘇緑色之友)、李雪玉(北京地球村)

8.懇親会